「官民一体型学校武雄花まる学園」の取組について、各実践校よりその内容や効果、課題について発表をいただく『官民一体型学校づくり発表会』を開催しました。
本会には、市内すべての小学校(11校)の協議会の方々100名ほどに参加をいただきました。
本取組には、「花まるタイム」や「青空教室」を中心にたくさんの地域の皆さんに学校にきていただき「マル付け」や「声掛け」などの支援をいただいています。
その効果として、学校と地域がより密接につながっていくことで、子どもと地域の皆さんが顔見知りになり地域を挙げて子どもたちを育てていくことができています。
子どもたちの「声が大きくなった」「計算が早くなった」「授業にスムーズに入っていける」などの変容や、花まるタイムの実施回数やいろんな子への声掛けのむずかしさなどの課題も合わせて報告いただきました。
特に今日の発表のなかでは、「花まる」の取組が学校独自の特色と融合してることが報告されました。
武雄市で初めて取組をスタートした武内小学校では、全くの「無」の状態から今の基本的な形を形成いただいた苦労話や、実践を多く行うことでさらに新しい独自の取組を開発したりと次のステージへ向かわれている報告がありました。
東川登小学校は、「外国語活動」と融合をして、花まるタイムのアナウンスはすべて英語で行っています。
橘小学校では、1年前の「準備校」の段階から朝の時間に花まるタイムを入れることを想定して準備を進めてきており、本年度円滑にスタートできたとのこと
430人の大規模校である朝日小学校では、十分な支援ができるように、「地域」「保護者」に加え「企業」を巻き込み、十分な支援体制を構築されています。
逆に一番小規模校の若木小学校では、子どもたちに支援にきていただく方々の名まえを覚えていただくために支援員一人一人の指名が入った「名札」を作成し支援にあたっていただいています。
いずれも武雄花まる学園のベースとなる「楽しく学ぶ、みんなで学ぶ」という基本理念のもと実施している「花まるタイム」「青空教室」などの取組を基本に、それぞれの独自色が現れてきました。
まだ本取組の未実施校で今後の取組みについて検討をいただいている皆さんにとってもいい機会になったことだと思います。
あらためまして本取組が地域の方々の支援なしでは有効的に取組めないことがわかりました。いつもありがとうございます。