スマイル学習「課」から新たな学校づくり推進「室」~導入から実践へ~

平成26年4月「スマイル学習課」は、ICT教育と官民一体型学校の取組を進めるため教育委員会内に設置されました。

市内全小中学校における児童生徒への一人一台のタブレット端末をどう生かしていくか
民間の学習塾である「花まる学習会」とどのように連携をしていくか

子どもたちを主人公にしながら、楽しく、元気に、みんなで学校で学べるようにするにはどうしていくべきか考え、日々取組を進めてきました。

全国的に前例がない取組であるため、試行錯誤しながら、上手くいかないことも多々ありましたが、「2016年全国公立学校情報化ランキング」では全国の1748自治体の小学校部門にて全国1位。『2017日本ICT教育アワード』ではICT教育首長協議会賞を受賞できました。
また、お陰様でたくさんの注目をいただき、3年間で行政視察件数は300件をこえました。

すべては、学校で実際に授業に当たっていただいてる教職員の先生方や取組を支えていただいている地域の皆様、東洋大学や協力企業の皆様のおかげです。

そして、平成29年3月31日 「スマイル学習課」は一定の役割を終え、3年間の幕を閉じました。

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そして、平成29年4月1日からは、学校教育課内に「新たな学校づくり推進室」としてさらにパワーアップします。

ICT教育の取組も武雄花まる学園の取組も 「導入期」から「実践期」へ

組織の改編とともに更なる取組の前進を進めていきます。

これまでお世話になりましたすべての皆様、3年間ありがとうございました。明日からまたよろしくお願いします。

ICTを活用した教育検証報告会 -新しい学力観を求めて-

東洋大学現代社会総合研究所と連携し、行っている「ICTを活用した教育」の成果や効果、課題の抽出を行う検証作業

昨日(3/24)、『武雄市「ICTを活用した教育」第三次検証報告書-新しい学力観を求めて-』を公表。
併せて、東洋大学において報告会を開催しました。

報告会では、東洋大学松原聡副学長のコーディネートにて、小松市長、浅井副教育長、放送大学中川一史教授、東洋大学斉藤里美教授よりそれぞれの立場での意見を伺いました。

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また、東京での報告会は、武雄市の会場とネットワークで接続し、生中継
武雄市会場からも浦郷教育長のあいさつや、いろんな意見を伺いました。

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報告書では、児童や教職員、保護者へのアンケートや全国学力調査の結果を踏まえた分析に加え、スマイル学習が成績にどのような効果があるかどうか、同じ単元について「スマイル学習利用授業」と「従来型授業」を受けた児童での理解度を調査しましました。その結果、同じ単元について「スマイル学習利用授業」を受けた児童が理解度が高いという結果がでました。

また、諸課題の抽出により、11項目の提言をいただきましたので、その一つ一つについて検討をすすめ、更なるICT教育の推進を図っていきます。

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本報告書は武雄市ホームページにて公開しております。

武雄市「ICTを活用した教育」第三次検証報告
https://www.city.takeo.lg.jp/kyouiku/docs/20170324kyouiku03.pdf

武雄市ICTを活用した教育パンフレット
https://www.city.takeo.lg.jp/kyouiku/docs/20170324shitsumonhyou.pdf

「ICTを活用した教育」第三次検証報告会-新しい学力観を求めて-

スマイル学習(武雄式反転授業)で平均点があがった!!

本市では、東洋大学現代社会総合研究所と連携し、「スマイル学習」を中心とした「ICTを活用した教育」の検証作業を行っております。
このたび、2016年上半期までの取組をまとめた『武雄市「ICTを活用した教育」第三次検証報告書-新しい学力観を求めて-』を作成しま
したので、以下の通り報告会を行います。

これまでの報告書では、児童や教職員、保護者へのアンケートや全国学力調査の結果を踏まえた分析を行っていましたが、今回の報告書では、
それに加えてスマイル学習が成績にどのような効果があるかという実証研究として、同じ単元について「スマイル学習利用授業」と「従来型授業」
を受けた児童で理解度に違いがあるかどうか実証研究しました。

本報告会にて詳細を報告いたします。
どなたでも事前申し込み不要で参観可能です。

武雄市ICTを活用した教育第三次検証報告会-新しい学力観を求めて-
 日時:平成29年3月24日(金) 14:00~16:00
 場所:東洋大学 白山キャンパス 8号館7階「125記念ホール」
    東京都文京区白山5-28-20
 パネリスト:武雄市長 小松 政
       武雄市教育委員会副教育長 浅井雅司
       放送大学教授 中川一史
       東洋大学文学部教授 斎藤里美
 コーディネーター:東洋大学副学長 松原 聡

尚、『武雄市「ICTを活用した教育」第三次検証報告書-新しい学力観を求めて-』は同日に武雄市ホームページに公開いたします。

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卒業を迎える6年生の「花まるタイム」に大集合!!

武雄市の官民一体型学校で行われている朝の花まるタイム。
他の学年より一足お先に、6年生は今年度最終回を迎えました。


各学校、地域の方が6年生教室に大集合!!!

※写真は、3月13日(月)に最終回を迎えた武内小の様子です。

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たくさんの地域・保護者の皆様に来ていただきました。人数はなんと20人以上!

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一緒に音読をするのみならず、一緒に図形のパズルに挑戦しました!
また、武内小独自で行っている、カルタと音読を絡めた取り組みでは、子どもたちの対戦相手に!真剣勝負が各テーブルで繰り広げられていました!

花まるタイム終了後、

「子ども達に覇気が出てきた!」
「一緒にやることで、自然と声をかけることができ、距離が近くなった!」
「子どもたちが集中力を切らすことなく、しかも楽しく学んでいるよね!」

など、効果を感じる声を改めてたくさんいただきました。

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これは、学校だけでなく、地域が一緒になって場を作るために力を合わせてきたからこそ。
音読、図形パズル、計算や書き写しとやっている中身はシンプルです。
ただ、それは場づくりによって温かく、密度が濃く、そして次も頑張りたい!と思えるものに変わり、そしてそれが子どもの学びへも繋がっていくのだなぁと、改めて実感しました。

6年生の子どもたちにとって、この地域の皆さんとのつながりが、これからも大きな存在としてあり続けることを願っています。地域の皆さんは、中学生になっても、大人になってもずっーと皆さんを見守っていてくれますよ!

プログラミング教育3年間の軌跡

山内西小学校において、株式会社ディーエヌ・エーと連携し実施されたプログラミング教育

2020年の新学習指導要領では必須化となる小学校でのプログラミング教育を先取り、本年が3年目の取組となります。

今年度は1~3年生での取組を実施したのですが、この3年生は1年生のときから3年間継続して取組を進めてきました。
児童は、ディーエヌ・エーの末廣講師を始め、スタッフの皆さんが学校に来られプログラミング教育の授業を受けることを毎回楽しみにしていました。

今回その様子をディーエヌ・エーのブログに掲載いただきました。

dena.com

児童たちには、このプログラミング教育で培った、創造力や諦めずに考える力などを今度の生活や授業に活かしてほしいと思います。

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2017日本ICT教育アワード 全国ICT教育首長協議会長賞受賞

2/22(水)に行われた、2017日本ICT教育アワードにおいて、全国ICT教育首長協議会会長賞の受賞を受けました。

2017日本ICT教育アワードは、ICT教育を積極的に推進する首長が中心となって設立した全国ICT教育首長協議会の主催で行われた、首長の主体的な行動がその地域の教育的課題を解決し、その取組がICT教育導入の進んでいない地域でも展開できる取組であるかを顕彰する取組です。

当日は、書面による第一次審査を通過した武雄市を含む6自治体が、プレゼンテーションを行い、加盟出席115自治体の投票により文部科学大臣賞1点と会長賞5点の決定、授与が行われました。

今回のアワードでは、武雄市の全小中学校に整備している一人一台のタブレットPCを活用したスマイル学習やプログラミング教育、オンライン英会話などの様々な取り組みを東洋大学などと連携しながら進めている点などを高く評価いただいたものです。

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花まる学園の今とこれからを語る大討論会

民間の学習塾「花まる学習会」と連携して進めている官民一体型学校武雄花まる学園のこれまで2年間の取組について、武雄市文化会館で行われた、第11回トムソーヤフェスティバルのプログラムの中で発表を行いました。

 

最初は、花まる学園5校の4年生の代表にステージ上にあがってもらい、仮想教室を作り、毎朝の花まるタイムのデモンストレーションを行いました。

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毎朝学校で行なっている花まるタイムなので、「できた~~!」の声は息がぴったり!!

各学校の特色はミックスされますが、花まるタイムの根本的な目的や流れは一緒です。

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 このデモンストレーションでは、元気で楽しそうな姿をお伝えできました。

やはり映像よりも生が1番!

また地域の皆さんに、どのように関わっていただいているか支援の様子も見て頂くことができました。

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 その後は、小松市長、浦郷教育長、花まる学習会の先生に、各学校の地域、学校、児童、保護者の代表の皆さん総勢24名による「大討論会」

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 児童や地域の皆さんのご意見をホンネで語っていただきました

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 2年間の取組を通して、初めは戸惑いや不安があったものの、実際に地域と学校が融合して行くことに皆さんよい効果を感じていただいています。

 

実際に児童は、花まるの取組を通して、通常の授業や生活に繋げているし、地域の皆さんに見守っていただいていることを実感しています

地域の方々も、しっかりとした役割を持って支援に当たっていただいており、自分たちが元気に、健康に過ごすためにも必要だといっていただきました。 

 

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課題はこの取組をいかに継続、進化していくか

地域や保護者の皆さんに支えていただきながら学校でもいろいろな工夫により、学校独自の色が出てきつつあります。

 

次年度から新たに取組を進めていく学校や地域の皆さんにも沢山ご来場いただきましたので、ぜひ今後の参考にしていただきたいです。

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花まる2年間の集大成での大討論会

 

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まだまだ武雄花まる学園の取組は、始まったばかり。

これからの進化に期待がつながる大討論会でした。

 

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