武雄市『2017年度 学校情報化先進地域』として認定いただきました
武雄市では、教育の情報化やICT利活用教育等に積極的に取り組んでおり、昨年度までに市内全16小中学校が、日本教育工学協会(JAET)より「学校情報化優良校」の認定を受けています。
それを受け、今年度、市全体がICT利活用教育に積極的に取り組んでいる地域として認定され、11月24日(金)に行われた第43回 全日本教育工学研究協議会全国大会 和歌山大会にて『2017年度 学校情報化先進地域』として表彰いただきました。
『学校情報化先進地域』認定には、学校情報化優良校の認定を受けた学校が自治体で一定の割合に達することが条件で、訪問調査の実施や学校情報化認定委員会より審査の後、選定が行われます。
現在、全国の市においては、4市(つくば市、武雄市、日野市、草津市)のみがこの認定を受けている状況です。
今後も更なる学習支援の強化・充実を行うことにより、確かな学力の育成とICT利活用教育の推進を目指します。
『学習者用デジタル教科書』を活用した授業公開を実施しました
武雄市で今年度10月より取り組みを開始している『学習者用デジタル教科書』を活用した授業公開が11月9日(木)武雄小学校と北方小学校にて開催され、100名を超える方々にご参観いただきました。
武雄小では山口修平教諭による4年生・算数の授業が、また北方小では福田美幸教諭による4年生・国語の授業が行われ、児童一人ひとりのタブレット端末に入った『学習者用デジタル教科書』を活用した、“デジタルならでは”の利点を生かした効果的な授業が行われました。
4年生の算数「概数とその計算」の授業では、概数で求めるときの計算についての学習です。
2つの計算の仕方を比べ、どちらがよりよい方法であるかを考えます。
出た答えを四捨五入して概数を求めるか、計算する前に概数にしてから求めるか。どちらがより簡単に答えを求めることができるでしょうか?手元のデジタル教科書に自分の考えを書き込んだり、整理しながら考えます。
考えを整理した後は、自分の考えをタブレットのアンケート機能で回答し、理由を全体へ発表して全体で共有して、考えをまとめました。
それぞれの数を、求めようと思う位までの概数にしてから計算するとよい、ということが分かりました。
4年生の国語では「ごんぎつね」の授業が行われました。本文を手掛かりにごんの償いを比べ、ごんの気持ちを考えます。
ここで、学習者用デジタル教科書(国語)ならではの機能「マイ黒板」が登場。マイ黒板は、教科書本文を抜き出したり繋げたり、書き込んだりして自由に考えを整理できる、いわば思考の作業台です。
ごんの行動の変化や気持ちに着目し、それぞれがタブレットのマイ黒板で考えを整理した後は、グループでタブレットを見せ合い、話し合いながらマイ黒板を修正していきます。
学習者用デジタル教科書が効果的な授業場面や自宅の予習・復習で日常的に活用されており、子供たちはスラスラ使いこなしながら学習していました。
授業後の研究協議では「児童・生徒の確かな学力の育成・ICT利活用教育のさらなる推進」と題し、本日の授業を振り返りながら学習者用デジタル教科書のさらなる可能性についてお話しいただきました。
今後も日常的な学習者用デジタル教科書の活用を通した学習支援の強化・充実を行うことにより、確かな学力の育成とICT利活用の更なる推進を目指します。
【朝日小学校】武雄花まる学園オープンデーが行われました
11月7日(火)朝日小学校にて官民一体型学校「武雄花まる学園」公開授業が開催されました。
午後からの花まるタイムでしたが、沢山の地域や保護者の方にお越しいただき、まる付けを行っていただきました。
この日行われたのは「花まるタイム」「なぞぺー授業」「青空教室」。
毎朝取り組んでいる「花まるタイム」や月1回実施の「なぞぺー授業」、年5回実施の「青空教室」といった、官民一体型学校でのメインの取組すべてを公開し、多くの保護者や地域の方々にご参観いただきました。
花まるタイム四字熟語詠唱では、先生の後に続いて音読をしますが、6年生のクラスでは、児童が読むのに続けて他の児童みんなが音読する児童主導の取り組みも行われています。
取組2年目を迎えた朝日小学校ですが、子供たちの切り替える力や集中力、メリハリ等、より一層に身についてきているのを感じられました。
花まるタイムのあとは、1~3年生は青空教室、4~6年生はなぞぺー授業が行われました。
なぞぺー授業では、既に分かっているカードから条件を絞り、他の人のカードの数字を当てる「アルゴ」や、考える力を育てるなぞなぞペーパーの「なぞぺー」に取り組みます。
分からないところは友だち同士互いにヒントを出し合い、教え合いながら課題に取り組みました。
青空教室は、1~3年生の縦割り班での活動で、3年生がリーダーとして1・2年生を引っ張りながら活動しました。
今日の青空教室、プログラムは「タワータワー」です。
子供たちは自分たちの持ちものを事前に3つ選んできて、各班それらを使ってタワーを作り、その高さを競っていきます。
「てっぺんに鉛筆を置いて高さを出そう」「ランドセルの置き方をこう変えたららしっかりした土台になるね」等、それぞれの班が“一番高いタワーを作る”という目標に向かって知恵を絞り、試行錯誤しながら協力して取り組んでいました。
◆明日11月9日(木)、11:25~武雄小学校で、14:05~北方小学校で『学習者用デジタル教科書を活用した授業公開』を行います。
無料でどなたでも参観可能です。当日参加も大歓迎!ぜひお越しください!
◆また次回『武雄花まる学園』公開授業を平成30年1月27日(土)午前、武内小学校にて行います。
無料でどなたでもご参観可能です。ぜひお越しください!
詳しいオープンデーの情報については、武雄市教育委員会ホームページをご覧ください。
◆平成29年度 小中学校公開日(オープンデー)スケジュール
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【橘町】花まるサムライ合戦~橘の陣~
10月22日(日)橘小学校で、橘町子どもクラブ連絡協議会主催の『花まるサムライ合戦~橘の陣~』が行われ、子供たちや保護者等約140人が参加をしました。
サムライ合戦とは花まる学習会で行われている企画の一つです。
命の代わりの紙風船を腰につけ、刀一本を武器に、軍の勝利のために戦います。
「弱気を助け強きをくじく」心を学び、痛みを知り、相手を思いやる心を学ぶことを目的としているこのサムライ合戦。テーマは「サムライになりきる!」ことです。
陣羽織を着た大将を討ち取ったら勝利のこの戦い。
腰には、サムライの“命”である「紙風船」をつけて、手にはスポンジ製の安全な「刀」を携えて。
準備はバッチリ、いざ出陣です!
この日は参加者を黄色軍・緑軍・青軍の三軍に分け、4回戦いました。
大人も子供も、相手の命「紙風船」を狙って本気で戦うサムライ合戦。
お父さんたちも本気です。
一番最後には、エキシビションマッチ、“大人VS子供”の戦いを行いました。
子供たちは大人をやっつけるチャンス。もちろん、大人たちも子供たちに負けないよう、本気で戦います。
子供も大人もサムライになりきって、本気で戦い、本気で楽しんだ合戦となりました。
ICTを活用した教育オープンデーin北方中学校
10月19日(木)北方中学校で「ICTを活用した教育」オープンデーが行われました。
1年生の理科と3年生の数学の授業が公開され、どちらもスマイル学習を行った授業が実施されました。
1年生理科「水溶液」の授業では、前日、予習動画を見て答えてきた小テスト・アンケートの結果の確認からスタートです。
前日の予習で他の友達はどう考えてきたでしょうか。同じ考え?それとも違う考え?
前日の予習をもとに、今日授業で行う実験結果を予想し、早速実験開始です。
水に溶かしたミョウバン、水の温度をある一定まで下げるとどうなるでしょうか?
最後は、各班、実験から分かったことをタブレット端末に記入し、電子黒板連携ソフトのxSyncを使ってクラス全体で共有しました。
3年生の数学「関数」の授業でも、前日予習動画を見て答えた小テスト・アンケートの確認からスタートです。
こちらの授業では、先生が独自で作成されたコンテンツを活用したスマイル学習が行われました。
タクシーを題材としたユニークな問題で、どのタクシー会社が偽りのキャッチコピーをうたっているか?!距離と料金について、関数の考え方を使って誤りを探し出します。
個人で考えた後は、班でそれぞれの考えを出し合い、答えをまとめます。
班で考えたことをタブレット端末で電子黒板に送り、最後は全体で発表をしました。
次回11月のオープンデーは、
◎11月7日(火)14:05~朝日小学校にて「武雄花まる学園」公開授業を、
◎11月9日(木)11:25~武雄小学校、14:05~北方小学校にて「学習者用デジタル教科書の実証研究授業公開」を行います。
無料でどなたでもご参観可能です。ぜひお越しください!
また武雄市教育委員会のホームページでは、オープンデーの情報を随時更新しています。こちらも併せてぜひご覧ください。
■平成29年度 小中学校公開日(オープンデー)スケジュール
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超(スーパー)防災訓練 in ~朝日小学校~
10月14日(土)15日(日)に、朝日町で地域や保護者、企業の皆さまが集まりこども達のために花まる学園や子供クラブの活動を積極的に企画応援している非営利団体「Aスタ」の主催で、武雄消防署、朝日町消防団のご協力のもと、一泊二日の超(スーパー)防災訓練が、朝日小で行われました。
参加児童(対象5、6年生)は、朝日小学校7名、武雄小学校2名、北方小学校2名 合計11名です。
まずは消防団の方々と、基本行動の訓練から。
子どもたちもきびきびと真剣に取り組んでいます!
心臓マッサージ等の応急手当の訓練も行われました。武雄消防署の救急救命士、武雄消防署のホープ消防士の方々の説明の後、参加児童一人ひとりが体験していました。
続いて救命ボート救助体験等、放水訓練を体験!
このほか、市民の安全安心を守っていただいている消防署、消防団皆さんの仕事を体験した2日間は、大変有意義な2日間となったと思います。
全部紹介出来ませんでしたので以下に「Aスタ」フェイスブックページのURLを記載しております。
他の取り組みもご覧ください。
武雄花まる学園オープンデー~西川登小学校~
今年度より取組を開始した西川登小学校にて、武雄花まる学園オープンデーが行われました。
この日は午後からの花まるタイムでしたが、子供たちはまだまだ元気いっぱい。保護者や地域の方にもたくさんお越しいただきました。
学校中に響く声・声・声。
低学年の子供たちの中には、何も見ずにスラスラと音読している子もいました。
先ほどとはうって変わって、スパッと切り替え、静かになった教室。
音読のあとは計算・視写に取り組みます。
それぞれが目の前の課題に集中して取り組んでいます。
答え合わせの後は、保護者や地域支援員の方に、頑張りを褒めた大きな花まるをもらいました。
最後には、まる付けをしてくださった保護者や地域の方と、ありがとうの気持ちを込めて笑顔でハイタッチ(^^)♪
続いて青空教室、本日のプログラムは「どっちが多いでショー!」です。
学校に関係するもののなかでで、どっちがどれだけ多いのか?!のお題に班で挑戦します。
講師は花まる学習会からの指導員 富永真子先生です。
お題、「西川登小の子供たちは、男の子と女の子とでは、どちらが何人多いでしょう?」
「理科室にあるイスと、家庭科室にあるイスでは、どちらが何脚おおいでしょう?」
「3・4年生の靴箱と、お客様用の靴箱ぜ~んぶの数、どちらが何人分多いでしょう?」
縦割り班で取り組む青空教室。
高学年が低学年を引っ張って、校舎内外、学校のいろいろなところを巡ります。
「二手に分かれて調べに行こう!」など、それぞれの班で作戦を立て、知恵を絞り、楽しみながら活動に取り組んでいました。
次回は10月19日(木)10:35~北方中学校にて「ICTを活用した教育」公開授業を行います。
無料でどなたでもご参観可能です。ぜひお越しください!
また武雄市教育委員会のホームページでは、オープンデーの情報を随時更新しています。こちらも併せてぜひご覧ください。
■平成29年度 小中学校公開日(オープンデー)スケジュール
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