自分で選んで、自分で決めて 市立全小・中学校へ広がる教育DX ~ 武雄市教育研究会 兼 リーディングDXスクール事業 キックオフイベントを開催 ~

 武雄市教育委員会では、2年連続で文部科学省から佐賀県内唯一となる「リーディングDXスクール事業」の指定を受け、教育DXに取り組んでいます。児童生徒用の学習用端末(タブレットPC)を活用し、新しい学びのスタイルを目指しています。

 2年目となる今年度は、指定校である武雄中学校、武雄北中学校、若木小学校、武内小学校を中心に研究を進めるとともに、全教職員が所属する武雄市教育研究会と連携します。部会ごとに教育DXの視点をもって研究を深めることで、市内全体での取り組みをより一層定着させていきます。

 市内全小・中学校で着実な取り組みを進めるため、全教職員が教育DXの必要性を共通認識する機会として、令和6年6月13日、文部科学省の学校DXアドバイザーで中村学園大学の山本朋弘教授をお迎えし、武雄市教育研究会にあわせて「リーディングDXスクール事業キックオフイベント」を開催しました。

山本教授は、講演の中で「令和の日本型学校教育が目指す個別最適な学びと協働的な学びを実現するためには、教師が課題設定や学習方法を一方的に決めるのではなく、子どもが自己調整しながら学習を進めていけるよう指導することが重要である」と話されました。

武雄市教育委員会は、教育DXを通じて、子どもたちが自律的に学ぶ力を身に付け、子どもの可能性を最大限に引き出す教育環境づくりを進めていきます。