【北方小学校】 ICTオープンデー

2月9日に北方小学校にて今年度最後のICTオープンデーが開催されました。
公開学級は1年2組、3年1組、6年1組の3学級です。

1年生の授業は、国語「どうぶつの赤ちゃん」で、めあては「カンガルーとライオンの赤ちゃんが似ているか比べよう」です。

6つの観点(大きさ、目や耳の様子、親と似ているか、移動能力、乳を飲む期間、自分で餌をとる時期)を使って、カンガルーとライオンの赤ちゃんを比較します。

Jamboardの表にライオンの赤ちゃんの特徴が書かれています。その表の中でカンガルーの赤ちゃんの特徴が書かれた付箋を動かし、似ているか似ていないかを分けていきます。

その後グループを作り、進行役とchromebookを操作する役とを決め、グループ内で意見を出し合います。

自分の意見と友達の意見が違うときはどんな話し合いをしているのでしょうか。

話し合いが終わると、グループごとに似ているか似ていないかとその理由について発表します。
比較した言葉によって、似ているかどうか考え方が変わることがわかりました。

最終的に似ているか似ていないか、自分の考えをまとめました。



3年生は国語「モチモチの木」で、めあては「自分と友達の意見をくらべて、豆太が変わったかどうかを考えよう」です。
豆太はこの物語の主人公の名前で、以前の授業であらかじめ登場人物の心情の変化を自分で考えておきました。

授業の冒頭で前の授業を振り返ることで、より自分の考えを明確にしていきます。

まずは、隣同士の友達とグループを作っての比較です。Jamboard上のピラミッドチャートを友達と見せ合い、自分の考えを話します。みんなが同じ意見のグループ、それぞれ違う意見のグループがあることがわかりました。

次は、意見の違う友達と交流するか、もしくはひとりでChromebookで共有された他の友達のピラミッドチャートを見ながら自分と友達の意見の違いを考えます。友達の良い意見を取り入れたり、考えを変えたりしたら付箋の色を変えます。

友達の意見と比べた結果、改めて心情の変化を考え直します。考えた意見は友達と共有し、比べてみた感想をスプレッドシートに記入します。

最後にFormsで振り返りを行いました。



6年生の国語の授業は「メディアと人間社会」。
二人の筆者がそれぞれ読者に伝えたいことは何か?考える授業です。
前回までの授業で「何度も使われる言葉」「サンドイッチ(はじめ・おわり)」「問い」などが筆者が伝えたいことを見つけるポイントとして学びました。

そのポイントを教科書から見つけながら、筆者の主張をJamboardやワークシートに書き出していきます。
ワークシートにまとめた児童はワークシートの写真をJamboardに貼り付け、友達と共有できるようにします。

自分で考えをまとめた後は、グループ学習です。
自分の考えや友達の考え様々な考えがあるため、グループで考えをまとめます。
グループごとに比較すると、様々な意見が出されましたが、筆者それぞれに「欲求」や「コミュニケーション」など同じ言葉が多くみられました。

【武内小学校】ICT公開授業

1月20日(金)、武内小学校でICT公開授業が行われました。
今回は6年生の理科の授業で、「てこが水平になってつり合っているときの「科学的なきまり」をみつけよう」がテーマです。てこの右腕と左腕がおもりの数が違ってもつり合うことに着目し、規則性を探っていきます。

あらかじめデジタル教科書のシミュレーション機能を使って家庭学習でつり合う組み合わせを探しておき、その際の画像をクラスメイト全員と共有しておきます。

デジタル教科書のシミュレーション機能でてこにおもりをぶら下げ、他にどのような組み合わせがつり合うか確認していきます。従来では多くのてこが必要となる場面でもデジタル教科書を活用すれば現物を準備せずに容易に実施でき、Chromebookを持ち帰らせることで家庭学習も行うことができます。

つり合わなかったら別の組み合わせを考え、試行錯誤していきます。クラスメイトともどのようなきまりでつり合うのかを話し合い、様々な意見を比較検討します。

デジタル教科書で得た結果を、実際のてこでも再現していきます。授業の終わりには、実験結果から考えられるきまりを発表しました。

【山内中学校】ICT公開授業

12月20日(火)、山内中学校にてICTオープンデーが行われました。

1年1組は家庭科。

作成した自分の家の衣服収納調査報告書を参考に、今日の授業の課題に取り組みます。

教室には先生が用意した実物の衣服があり表示タグを確認したり、
教科書やChromebookでネット検索をしたりして、衣服を長持ちさせる方法を調べます。

Googleスライドに、課題の部屋のイラストと衣服の写真があり、どの衣服をどこに、
どのように収納・保管すればいいのか、班で話し合いコメント機能を使い書き込んだり、写真を動かし貼り付けていきます。

各班の考えを全体で共有するため、最後に代表者が発表を行います。

今日の授業のまとめとして、収納や保管では「表示」がヒントとなることや、
適切な手入れをして衣服に合った収納・保管をすることが大切なことと分かりました。


2組では理科の授業です。テーマは「力の大きさとバネの伸び」で、ばねの伸びの規則性を確認します。
子どもたちはChromebook・教科書・理科ノートを自由に使って、質量を調べる方法を考えていきます。
数人の班になって、Chromebookのネット検索機能やデジタル教科書を使用し調べていきます。

調べるアイテムは、しゃもじからそうめんまでさまざまな種類のものが準備されていました。質量がわかったら電子てんびんで答え合わせしていきます。

終了時にはGoogle Formsを活用し授業内容を振り返りました。「ばねばかりの仕組みを説明しなさい」「宇宙ステーションでばねばかりはつかえるかどうか」といった記述式の質問もあり、子どもたちも真剣に取り組んでいました。

【山内西小学校】ICTオープンデー

12月13日(火)、山内西小学校にて公開授業が行われました。

3年生、理科の授業です。
今回の授業のめあては「どのようなものが、電気を通すのだろうか」
前回の授業で1つの輪になっている電気の通り道を「回路」と学びました。
その回路の途中に様々な素材のものをつなげて電気が通り豆電球が点くのか実験します。

実験をおこなう前に、GoogleFormsで各自で予想し、こたえていきます。

児童たちの予想はこのような感じでした。

通す、通さないそれぞれの答えにも理由があります。

実験の結果はどうなるのでしょうか。

段ボールではどうかな?
銅線の針金はつきました!

実験が終わると、
「電気をとおす」「電気をとおさない」で分けた素材のグループを写真に撮って、Jamboardに貼り付けたり、自分なりの考察を書き、今日の授業をまとめをおこないます。


多くの児童たちが、電気を通すのはだいたいが鉄と発表し、
今回の授業を通して、電気を通すものは鉄・アルミ・銅などの金属だということが分かりました。

【武内小学校】ICTオープンデー

12月7日(水)、武雄市立武内小学校のICTオープンデーを参観しました。

6年生の「総合的な学習の時間」での事例発表でしたが、内容は社会科・国語科を含めた教科横断的な単元計画でした。
担任の先生から、「『Action for peacekeeping!!〜平和のためにわたしたちができること〜』という単元を設定しました。体験学習・調べ学習を行うことで、児童が平和を願う人々の思いを理解できるようになり、調べ学習を行う中で、日々の生活の中にも平和を守るためにできることがあることに気付き、自分にもできることを進んで考え行動したいと思う気持ちを高めていきたいと、平和について自分にもできることを考え行動する学びです。」と説明がありました。
平和について「何を」「誰に」「どのように(ツール)」伝えたいのかを児童一人一人に考えさせてあり、そのツールとしてプログラミングの活用がありました。

児童はプログラミング学習に3年時より継続して取り組んでいて、ICTスキルタイムや普段の授業で、フローチャート、Robo blocks、プログラミングゼミ、scratch、micro:bitなど様々なツールを使った学習を行ってきていました。
本単元では、伝えたい相手を意識して「プログラミングゼミ」「Robo blocks」「scratch」の中から使用するツールを児童自身に選択させてありました。「こども園の園児に伝えるためには音声が使えるRobo blocksがいいな」「低学年にはキャラクターの動きがかわいいプログラミングゼミがいいな」「海外に向けて発信したいから英語に翻訳しやすいscratchがいいな」などと伝えたい相手を意識したツールの選択を児童自身で行っていました。

本時は、前時に作ったプログラミングを友達と交互に見せ合い、感想・アドバイスをもらい、その感想を基にプログラミングを改善していく取り組みでした。改善したプログラムを友達に再度見せ感想をもらい、必要があれば更にプログラムの改善を行っていました。

児童一人一人が設定した目標に向かって、その解決方法も自分で決定し、その過程で友だちの感想を基に修正を行っていく。「個別最適な学び」と「協働的な学び」が一体的に充実して「主体的・対話的で深い学び」が実現されている授業でした。



児童一人一人が、自分が「伝えたい相手」「思い」「期待する感想や言葉」を明確にして授業に臨んでいます。



児童は自分の目的を達成するために有効であると考えるプログラミングをツールとして選択しています。



自分で作ったプログラミングを友だちに見せ感想をもらい、プログラミングの修正を行います。

プログラミング体験学習第2弾!

11月19日(土)、武雄市こども図書館で西九州新幹線開業にちなみ、モーターで走る電車のおもちゃをプログラミングで動かす体験学習を開催しました。このイベントは9月17日に実施したイベントと同じ内容で、今回も盛況となりました。

micro:bitを送信用と受信用で2台使い、Chromebookで無線プログラムを設定していきます。
無線グループや送信番号を誤ると、うまくいかないため注意が必要です。micro:bitのLEDが点灯しなかったら設定しなおし、試行錯誤していきます。

設定できたらmicro:bitへ改めて送信し、実際に走らせてみました。うまくいったかな?

うまく走らせることができなくても、設定のどこが間違っているかを見直し、修正を行い最終的には全員が走らせることができました。
問題の解決に向けて何度も試行し、達成するということが重要であると再認識できる体験となりました。

【御船が丘小学校】ICT公開授業

11月25日(金)、御船が丘小学校で公開授業が行われました。
4年生は算数の授業です。
デジタル教科書と電子黒板を活用し、2つの数量の変化を確認していきます。

Chromebookの画面はタッチパネルになっているため、直接書き込むことができます。シミュレーション機能を使用すればより視覚的に確認しやすくなります。

分からない時には「ヒントカード」を使うことで、児童の自主性を損ねず先に進めますね。

最後はどう解決したかをワークシートに書き込み、クラスのみんなと意見交換をおこないました。

6年生は理科「てこのはたらき」の授業です。
各道具の支点、力点、作用点の場所を確認します。
Jamboardを使用し、6つの道具について三つのグループに仲間分けをしました。

まずは各個人で、その後班で共同編集し、班のメンバーの意見を参考にしながら考えます。
他者の意見も参考にでき、自分の考えを他者にも示すことができます。

さらに二つに仲間分けをし発表しました。
作用点に働く力が大きいものと小さいものと分け、考察をまとめました。


公開授業の後は先生方で交流会を行いました。