【武内小学校】ICTオープンデー

12月7日(水)、武雄市立武内小学校のICTオープンデーを参観しました。

6年生の「総合的な学習の時間」での事例発表でしたが、内容は社会科・国語科を含めた教科横断的な単元計画でした。
担任の先生から、「『Action for peacekeeping!!〜平和のためにわたしたちができること〜』という単元を設定しました。体験学習・調べ学習を行うことで、児童が平和を願う人々の思いを理解できるようになり、調べ学習を行う中で、日々の生活の中にも平和を守るためにできることがあることに気付き、自分にもできることを進んで考え行動したいと思う気持ちを高めていきたいと、平和について自分にもできることを考え行動する学びです。」と説明がありました。
平和について「何を」「誰に」「どのように(ツール)」伝えたいのかを児童一人一人に考えさせてあり、そのツールとしてプログラミングの活用がありました。

児童はプログラミング学習に3年時より継続して取り組んでいて、ICTスキルタイムや普段の授業で、フローチャート、Robo blocks、プログラミングゼミ、scratch、micro:bitなど様々なツールを使った学習を行ってきていました。
本単元では、伝えたい相手を意識して「プログラミングゼミ」「Robo blocks」「scratch」の中から使用するツールを児童自身に選択させてありました。「こども園の園児に伝えるためには音声が使えるRobo blocksがいいな」「低学年にはキャラクターの動きがかわいいプログラミングゼミがいいな」「海外に向けて発信したいから英語に翻訳しやすいscratchがいいな」などと伝えたい相手を意識したツールの選択を児童自身で行っていました。

本時は、前時に作ったプログラミングを友達と交互に見せ合い、感想・アドバイスをもらい、その感想を基にプログラミングを改善していく取り組みでした。改善したプログラムを友達に再度見せ感想をもらい、必要があれば更にプログラムの改善を行っていました。

児童一人一人が設定した目標に向かって、その解決方法も自分で決定し、その過程で友だちの感想を基に修正を行っていく。「個別最適な学び」と「協働的な学び」が一体的に充実して「主体的・対話的で深い学び」が実現されている授業でした。



児童一人一人が、自分が「伝えたい相手」「思い」「期待する感想や言葉」を明確にして授業に臨んでいます。



児童は自分の目的を達成するために有効であると考えるプログラミングをツールとして選択しています。



自分で作ったプログラミングを友だちに見せ感想をもらい、プログラミングの修正を行います。